皆さん、こんにちは!
本日は、CG経験者に向けて、VFX海外就職の流れと具体的な方法やステップを3回のパートに分けてご紹介していきます。
すでにCG業界で働いていたり、CGを勉強しているけど、どうやって海外のVFX/CG業界に行けばいいのか?という疑問について、じっくり手順ごとにご紹介していきます。
弊社Teamoveでは、バンクーバーVFXスタジオツアーや海外VFX就職サポートなどのCG経験者に向けて様々なサービスを提供しております。今回の記事で具体的なVFX海外就職の流れを書いていきたいと思います。
Part1ではスキルや英語編、Part2では仕事の応募方法やビザ、Part3では面接から現地での生活に関してステップごとにご紹介していきます。
今回の記事では、Part1のスキル&英語編をお届けしていきます。
スキル編① 必要なスキルを把握しよう
まずはこれ!就職・転職に必要なスキルを把握しよう!情報収集からスタート
仕事に応募する時に自分のポートフォリオをCGアーティストは提出しますが、このスキルがとても重要になります。日本と海外、ゲーム業界や映像業界など、そこで必要とされ、求められるスキルは様々なので、自分が目指す正しいスキルを理解することが、とても大切になります。
例えば、CGモデラーであれば、キャラクターモデラーなのか、背景モデラーなのかで求めらるものも大きく変わってきます。また使うソフトも幅や種類が様々ですので目標をしっかりと定めていきましょう。
良いポートフォリオを作ったとしても求められていないスキルで作った場合、就職は難しくなります。
どのようなデモリールや作品が求められているのか?使うソフトは何か良いのか?などをしっかりと把握していきましょう。海外で活躍しているアーティストのデモリールを見たり、海外のスタジオの募集要項を見たり、有名なVFX専門学校の卒業生のデモリール見たりして、情報をたくさん集めて目標を絞っていきましょう。
スキル編② 現在の自分のスキルのブラッシュアップ or 新しく学ぶ
目標が絞れたら次のステージ!実際の作品作りなどに進んでいきましょう!
目標が絞れたら多くのケースでは、作品を向上させたり、必要とされ求められているスキルを追加していく必要があります。作品のクオリティが足りない場合は、すでにプロの人の場合でも自主制作が必要になってくることも多いです。仕事で作っている作品では足りないケースも多いので、その場合は実際に作品を作っていく必要があります。
作品のブラッシュアップは誰かに見てもらったり、自分で頑張っていくことも良いでしょう。オンラインスクール「Visutor」では、ハリウッドでプロのアーティストが添削してくれるサービスもあるので、このような機会を積極的に活用しても良いでしょう。
また、1から何か別のジャンルを学ぶという選択肢として考えられます。例えば、新しくエフェクトを学んでみる、ライティングに関してスキルを伸ばしてみることなどもとても良いアプローチの一つになります。
海外は一つのジャンルを仕事にするスタイルが多いので、全体的にCGができるけど、スペシャリストして一つに強みがない場合などは、思い切って1つに絞って勉強していくことも良いアプローチになります。
スキル編③ デモリールの形にしよう
ここで形をしっかり整えましょう!
さて、作品ができたらデモリールの形にする必要があります。ここに関してはスキルの把握の段階である程度見えてきているかと思いますが、しっかりとスキルを伝えていく必要があるので、長すぎず、まとまりが良いように作りましょう。
デモリールの抑えておくべきポイントに関しては、こちらにしっかりとした記事があるので、ぜひこちらを参考にしてください!
海外スタジオに応募するVFX/CGの効果的なデモリールの作り方とは?守るべき4つのお約束と参考例をご紹介します
デモリールは割とよくアップデートする必要がありますし、自分を代表するものなので、新しい作品ができる度にしっかりアップデートしていきましょう。
英語編① 基礎英語力の準備
いきなり難しいことはやらないこと!
まずは、何事も基礎が大切になります。どこから勉強すれば良いのか?ということになるかと思いますが、ずばり!まず必要なのは中学生レベルの文法と単語力になります。ここに関しては、書籍やネットを通じて、学び方はたくさん出てくるかと思いますので、参考書を買ったり中学校や高校の本などを活用して、基礎から勉強していきましょう。
大学を目指しているわけでもないですし、難しい英書を読むことが目標ではないと思いますので、中学生レベルの文法や単語をマスターするぞ!という気軽な気持ちで、まずは基礎英語をしっかり身につけていきましょう。
英語編② スピーキングを重点的にマスターしよう
仕事のためにはリスニングとスピーキングが何よりも重要!
さて、ある程度の基本英語ができたら、リスニングとスピーキングを伸ばしていきましょう。目標は海外での就職なので英語が話せることと聞けることが最も重要です。基礎の英語ができたら、なるべく多くの時間をスピーキングに費やしていきましょう。
ここに関してもスピーキングは様々な方法が調べれば出てくると思うので、自分なりのやり方を見つけていきましょう。スピーキングに関しては、使う機会が最も大切なのですが、日本にいる場合は、そういった環境を用意するのがなかなか難しいと思います。もちろん自分で環境を用意することは可能ですが、やはりスピーキング向上のためには留学することが一番手っ取り早い方法にはなるかと思います。
スピーキングに特化して力をいれている学校も弊社ではご紹介できますので、もし留学を選択肢に入れている方は、お問い合わせよりご連絡ください。
英語編③ 実践的に話すことや専門用語を覚えよう!
CG英語をたくさん覚えよう!
さて、英語を勉強していても、全部をマスターするのはかなりの時間がかかります。しかし、目標がCGの仕事なので、なるべく専門的な話をできるようになると良いでしょう。普段使わないけどCGや映画製作で使う英語を重点的に覚えていきましょう。
このためにも海外を目指す人はCGソフトは必ず英語のバージョンを使うことをオススメします。CGのソフトは、ほとんどが英語がベースですが、日本語化できてしまうソフトも多いです。AutodeskのMayaなどは日本語バージョンもありますが、海外を目指す人は必ず英語のバージョンで勉強しましょう。
また、職場で多く活用する実践的な英語をなるべく意識して勉強していきましょう。自分がCGで何をしたのかなどを普段から英語で言えるように意識して勉強していきましょう。
さていかがでしたでしょうか?
海外就職に必要な準備やスキルについて、Part1ではお話しさせていただきました。必要なスキルは多いですが、今回ご紹介したステップやTipsが参考になれば幸いです。
2022年はハリウッドは人手不足で新しく各国から転職した方も多かったです。以前お伝えした就職情報はこちら!専門学校も就職率が100%になるなど、仕事を探している人にはとても嬉しい状況でした。
弊社TeamoveではCG/VFX留学のご相談や海外への海外就職キャリア相談など、海外のVFX/CG業界に特化した形で受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。
それでは次回は、Part2の仕事の応募とビザに関して解説していきますので、次回もお楽しみに!