CG完全未経験から留学後、海外でFX Artistとして活躍する安居院さんへインタビュー

皆様、こんにちは!

本日は、CGアーティストのインタビューシリーズをお届けします。

インタビューに協力してくださったのは、弊社がCG留学サポートをさせていただき、バンクーバーのVanartsに留学され、卒業後、Bardel EntertainmentでFX Artistとして活躍中の安居院里奈さんです。

海外経験ゼロ、CG経験ゼロ、全くの異業種から挑戦された里奈さん、そこから留学して1年後に就職を決めたプロセスを余すことなくインタビューさせていただきました!

CG未経験からどのようにして海外就職までたどり着いたのか?

早速インタビューをご覧ください♪

目次

Q1. 現在働かれている会社とポジション、今取り組んでいる仕事内容を教えてください

Bardel entertainmentでJunior Fx Artistとして、アニメーションのプロジェクトに取り組んでいます。

Q2. 今のスタジオで働く前は、現地の専門学校 Vanartsに留学されたということですが、留学の前はどんなことをされていましたか?

CG経験は全くなく、病院で働いていました!

Q3. カナダに留学する前から弊社Teamoveのサポートを利用していただきましたが、こんなところが役に立った!助かった!という点があれば教えてください

海外経験ゼロ、CG経験ゼロだったので、わからないことだらけで、あらゆることを質問しましたが、いつも迅速に丁寧に対応してくださり、大変心強かったです。

Q4. 現地の専門学校に留学することや海外で働いてみたいと思ったきっかけは何ですか?

日本ではなく、現地学校を選んだ理由は、

  • 現地で直接学ぶほうがむこうのやり方に近いものを学べると思った。
  • 現地で働いているアーティストと交流できる機会が得やすいと思った。
  • CG経験がゼロだったので、最初から英語でインプットしたほうが学習効率がいいと思った。

Q5. Vanartsではどんなことを学びましたか?また、Vanartsのおすすめポイントとどんな人に向いている学校か教えてください

モデリング、アニメーション、エフェクト、コンポジット等の多分野を学ぶことができました。

私はいろいろな分野を実際に学んで試してみてから、専攻分野を決めたいと考えていたので、そういう方には向いているかもしれません。

ただその分、デモリール以外にこなさなければいけない課題がたくさんあったのは大変でした。

全科目ではないですが、現役のアーティストから直接学べたことがよかった点のひとつだと感じます、私の場合はそれが就職にもつながりました!

バンアーツ最終日にデモリール徹夜した後でいったカフェです(笑)

Q6. 海外のスタジオからオファーをもらうまでの流れを簡単に教えてもらえますか?

オンラインでアプライ

→HRからメール受領、イニシャルコールの日程調整

→HRとのビデオコール

→FXスーパーバイザー&CGスーパーバイザーとのインタビュー(オンライン)

→オファーの連絡(面接から1週間後くらいにメールで)

Q7. 海外のスタジオからオファーをもらうために特に力をいれたことは何ですか?

FXに特化した学校ではないので、FXデモリールだけでなく、ほかの分野の課題もこなす必要がありました。

限られた時間で、最大限のものを作れるように、時間の使い方を工夫していました。

シミュレーションを待っている間に、別のパソコンで別の作業をして、タイムロスを最小限にしたり。

レンダーファームがなかったので、学校中のパソコンを借りて自力でレンダーを分散させたりしました。通学時の電車の中で、遠隔でレンダーをチェックしたりもしました。

ジュニアアーティストの採用がほとんどない時期が長く続いている状況だったので、どんなに頑張っても先がないと考えてしまうこともあり、メンタルを保つのが大変でした。同じ学校のひとと励ましあいながら過ごせたことが、とても助けになりました!

Q8. 面接ではどのようなことをきかれましたか?

自己紹介。

デモリールをみながら、個々のショットについて、何を頑張ったか。

FXの中で特に得意な分野は何か。

なぜFXを選んだか。

アニメーションと実写のどちらが好きか、どちらがやりたいのか。

Q9. 面接を振り返ってみて、ズバリ!受かった要因は自分で何だと思いますか?

FXスーパーバイザーからの信頼!!

Houdiniの先生が、現役のFXスーパーバイザーでした。その先生のチームでジュニアFXアーティストの枠があるかもしれないと聞き、その時期に合わせて卒業より前にデモリール完成を目指しました。

受かった要因は、普段の授業の中での態度や技術を評価してくれていたように思います、そこから一緒に働きたいと思ってもらえたことが、合格につながったと思います。

バンアーツ仲間に就職祝いしてもらいました

Q10. 実際に海外のスタジオでの仕事をしてみて、これはすごい!と感じたことは何かありますか?

デモリールは実写映像を参考にCGを作成していましたが、今はフルCGのアニメーションプロジェクトに参加しているので、その違いを楽しんでいます。

Q11. 海外のスタジオでの仕事や生活で苦労していること、もしくは、苦労したことを教えてください

学校生活を1年バンクーバーで過ごして慣れてきたころに、卒業直前にモントリオールでの仕事が決まり、急遽新しい環境で生活を始めることになったのは大変でした。

同じ学校で一緒に頑張ってきたみんなと一人離れるのがさみしかったです:’(

Q12. 英語はどのように学習されましたか?もしくは今も学習している場合はどのようにしていますか?

クラスメイトが少なく(自分一人しかいない時期もありました)、普段英語を話す機会がとても少なかったので、学校生活だけではなかなか上達しませんでした。

学校がはじまってから自分の英語レベルに危機感を感じて、オンライン英会話を始めました。効果はあったと思いますが、デモリール製作を始めてからは忙しくて長くは続きませんでした。

ターム4(デモリール製作期間)のHoudiniの授業では、クラスにFX生徒が私だけだったので、毎回の授業で3時間ずっと先生と会話し続けることで鍛えられた気がします。

バンアーツでのハロウィンです!仮装グッズをもってなかったので、学校の装飾品で写真とりました(笑)

Q13. CG業界に限らず、海外で働きたい日本人に必要なことはなんでしょう?

勢い!?

Q14. これから海外に挑戦して、将来は海外のスタジオで働きたい学生や社会人の方にアドバイスをお願いします!

私もまだ探り探りですが、一緒に頑張りましょー!!

Q15. 最後にこの記事を読んだ人が里奈さんにコンタクトを取りたい場合はどうすればいいですか?

リンクドインに連絡ください!https://www.linkedin.com/in/rina-aguin/

いががでしたでしょうか。

CG未経験、日本では病院で働いていた里奈さんが、Vanartsへ留学し、そして、業界の採用状況が良くない中で就職を決めるまでの過程を振り返っていただくインタビューでした。

インタビューの内容で特に印象的だったのは、限られた時間の中で、最大限のアウトプットを出すための工夫、それから業界の就職状況が悪い中でのメンタルをどう保ったいたか、最終的に学校の講師のコネクションもありましたが、里奈さんの授業での態度や取り組む姿勢、技術が就職につながったものだと感じました。

今年に入り少しずつアニメーション業界は採用状況が良くなってきていますので、これから留学をされる方にも少しずつ光が見えてきましたね!