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北米の仕事スタイル。アーティストスタイル事情はいかに?!

私自身カナダでのVFX会社に勤務していますが、こちらの仕事スタイルは、日本のそれとは違って格段に良いです。

 

日本から来られる映像屋さんとお話しをする機会も多いのですが、日本の映像業やメディア業は、給料が安いだの会社に泊まるなど、

なかなかのハードな仕事の内容で、アーティストという待遇は受けていない気がします。

もっと日本はアーティストを優遇すべきだ!と思うのですが。

 

カナダ、アメリカ北米など、外国では特に違います。

アーティストはアーティストとしての待遇で、給料がとても良かったり、仕事のスタイルもとてもフレキシブルだったりします。

映画に限らず、Webデザイナーやアニメーターなど、様々なアーティスト業で良いなぁ~と思う事を聞きます。

 

もちろんたまには、そうでない噂も聞いたりもしますが。最近の映画会社だとM〇Cとかですかね(笑

そこは低賃金で12時間働くといったことも聞きますが、大きい会社であるみたいで、ブランド目当てに行く人も多いところです。

大手の会社は、大きい作品を作れるなどメリットも多いですが、その分デメリットも多いですね。

 

ではではさっそく

北米の映画(VFX)スタジオ、仕事スタイル!アーティストの仕事スタイル!をご紹介します。

 

そのいち! 労働時間。

朝9時に出勤して5時に終わるような基本的な会社もあるのですが、そういうアーティスト系の会社は、まず残業をさせない所が多いです。

大手の会社はこういう所がどちらかというと多いです。

逆に中堅規模の会社は、9時~10時30分までに来れば良いといった感じで

残業もたまにするが、基本的にはほとんど無し。

嬉しいことに北米の残業代はとても高く、むしろ残業させてくれ!という具合に貰えたりします(笑

ちなみに僕の始めの会社はスーパーフレキシブルで、12時に来る同僚なども居ました。もちろん、そこから8時間は働くのですが。

 

そのに!怒られる。上司からの注意やお叱りについて!

コレはまったく無しです。

こちらの待遇は、やはりアーティストという待遇。つまり繊細な生き物たちなのです(笑

だから何かあった場合でも、注意という感じで、怒鳴るという事は、よほどの事が無い限り、ありません。

日本人からすれば、注意という感じにも聞こえないかも知れません。

僕の感じだと、何かミスを犯した場合でも、「次からはこうやってね」と教えてくれる感じに聞こえます。

しかし、やはり現地の人はアーティスト。

万が一怒鳴られでもした場合は、一気にスネますが(笑

 

そのさん!お給料について!

日本の映像屋の友人で、週6の12時間勤務で給料が16万と聞いたことがあります。

たいていこちらのVFXをしている人に話すと「え?本当?Wow」って感じになります。

もしもこちらで、週6の12時間勤務なんてした場合には、そのお給料の倍以上の金額にはなります。

やはり、アーティストへの優遇というか、金銭面でもかなり優遇されているのが、こちらの状況です。

ジュニアでもいい感じ、中級でも高級取りな、スーパーバイザークラスだと、もう大金持ち!といった具合です。

 

個人的に!休憩の取り方、休み方について!

やはり、僕もなんと言っても日本人。仕事に対しての姿勢は海外の人と比べると日本人は凄いと思います。

こちらの人など、会社に到着してもまずはFacebookを立ち上げ、10分ほどチャックした後に、やっと仕事や

会社の共同メールアドレスで、みんなで仕事とは関係の無い事をチャットで1時間過ごすなど

お前らまじめ働けや!」と突っ込んで思ってしまうことがあります(笑

しかも高い給料を貰っているのに、そんな感じだと

日本人からすれば、あれ?と思ってしまうかもしれません。。。

こういう時は、僕も少し優遇されすぎじゃない?と思ったりもします(笑

さすがは海外の人。のんびりしています。

他にも金曜日の昼などは、スタジオのみんなでビールを飲みに行ったりもします。

もちろんその後も仕事するんですが、ほろ酔い気味で。

アーティスト業に限らず、こっちの仕事は、金曜日だとボスも早く帰るし、みんな楽しめよ!

という感じもあります。自分の時間という所にポイントを置いてる海外らしいです。

 

さてさて、今回は北米のアーティストの仕事スタイルを説明いたしました。

良いところばかりを、上げたような気もしますが、その分仕事が安定しないなど

北米特有の悩みもあります。

次回はそんな悩みも書いてみたいと思いますー。