皆さんこんにちは!
お久しぶりの更新になりましたが、今回の「VanArts日記Vol3」では、以下の内容をお届けします。
- Team2のカリキュラム
- 変化した点
- Term3への移行
- 授業の様子
Term2のカリキュラム
Team2のカリキュラムが拡充されました。MayaやNukeに加えて、Houdini、Unreal Engine 5(UE5)、そしてマットペイントの授業が追加されました。
Maya | 3DCGの品質向上を重視し、デジタル制作の基準を引き上げる技術を学びます。 |
Nuke | グリーンスクリーンなどのツールを使用して映画制作やテレビ製作の世界に近づき、リアルな制作シナリオを習得します。 |
UE5 | 小規模プロジェクトで使用される背景の仕組みを理解し、UE5を使ったリアルタイムレンダリングの環境の構築方法を学びます。 |
Houdini | シュミレーションやプロシージャルモデリングについて広く学び、プロジェクトに複雑でダイナミックなエフェクトを生み出す技術を磨きます。 |
マットペイント | 様々な素材を組み合わせ、多彩な要素をシームレスに合成して一貫したビジュアルを作成する技術を学びます。 |
UE5、Houdini、マットペイントが追加され、全体の授業数はTerm1に比べ減少しましたが、新しい科目の追加により学習範囲が拡大しました。
新しいテクニックと既存のテクニックのバランスを保ち、革新的なツールや手法を理解するためには日々の復習と練習が欠かせません。
変化した点
Term1からTerm2への変化で一番大きかったのは、課題の規模感と就職を見据えたデモリールの作成への準備です。
課題の規模感
Term1では、Mayaの基本機能を駆使し、プロジェクトを進め、コンポジットやライティングにおいては気にせずに制作していました。しかし、Term2では完成度向上のために新しい手法や学習した技術、新しいソフトウェアを積極的に取り入れて制作する必要性を感じました。
学習を進める中で、Mayaに留まらず、Nukeなどのソフトもマスターする必要性を感じ、これによってより高度なテクニックや効果的な制作が可能になりました。クラスの内容もボリュームが増し、実践的な課題に直面するようになり、それに伴って制作の難易度も増したと感じています。
効果的な時間管理とスケジュールの立て方が鍵となり、様々な課題に対して着実かつ効率的に取り組むためにはスケジュールの工夫が不可欠だと感じました。
就職を見据えたデモリール作成への準備
将来の就職に向けて、Term2はデモリールの制作に向けた準備を始めました。デモリールは個々のスキルや才能を最大限に引き出し、理想的なポジションを手に入れるためのキャリアのスタートラインです。
デモリールに組み込まれるクオリティの高い作品の制作に焦点を当て、これまでに習得した基礎的なスキルを活かしながら、より洗練された作品を制作するためのテクニックを学びます。
そのためには、自身の制作したいものや進みたい方向性を明確に考え、固めることが肝要です。これによって将来のビジョンや目標が明確になり、デモリールがより一層魅力的で統一感のあるものに仕上がると思います。
Term3への移行
Term2からTerm3へ進む中で、スケジュールを見てみると大きく変わった点があるように感じました。基礎から応用へと進む一方で、さらに働く際に使える技術を習得していく流れです。
Term3は、3月の第2週から始まり、プログラミング言語であるPythonのクラスがスケジュールに組まれています。入学時にはNukeなどでプログラミングに軽く触れた経験がありましたが、ここではより深く、基礎から学ぶ予定です。
Pythonは、NukeやHoudini、Mayaといったツールで使用できるプログラミング言語として、ますます必須のスキルとなるかもしれません。しかし、Pythonを学ぶことで、より効率的で柔軟性のある制作が可能になり、クリエイティブな表現の幅も拡がると期待されています。
さらに、MayaやNuke、Houdiniに加え、引き続きUE5も学習していきます。限られた予算内で、UE5を使用した、背景やLEDスクリーンを活用したリアルタイムの背景制作など、注目の技術を積極的に学んでいくと思います。
Term2では、基礎から応用といった感じで変わりましたが、Term3ではさらに働く際に使える技術を習得していくんだなと感じました。
授業の様子
今回はグリーンバックを使用したクラスの様子をお届けします!
Nukeの授業では、グリーンバックを使用して背景を透明にする作業の一環で自分たちで映像を撮影しました。
よく映画制作動画などで俳優さんが緑や青色の前で演技をしているところを見たことがある人も居ると思いますがそれと同じ事を学びました。
グリーンの布を背景に撮影するのですが布製ですのでしまってる間にシワができてしまいます。
これは撮影後作業でグリーンを透明にする時に影の部分などが邪魔になって作業量が増えるので大事な作業です!
クラスメイトと交代でシワをなるべく残さないように伸ばしていきます。
ライトなども設置していざ撮影に入ります。
撮影は学校のカメラを使用して撮影しました。
映画撮影でも使われる事があるらしく壊さないように緊張しながら撮影しました。
一人あたり約15-30秒ほどの映像を撮影します。
カメラの前では先生が用意してくれた小道具などを使って自分で演じる人や演劇科の人を呼んで撮影したり妹さんを呼んで撮影してる人もいました!!
皆それぞれ凝った演出が面白かったです。
このあとはNukeでグリーンの部分を透明にする作業をします!
この作業がまた大変で基本はノードで簡単に抜けますが影の部分が上手く抜けないので自分で消したり調整をして消していきます。
今回は数秒の動画で済みましたが実際に現場で働くとなると倍以上の時間分をやらなければならないのかと思うと現場って凄いんだなぁと改めて思いました。
いかがでしたでしょうか?
Vanarts日記Vol2とVol3の間が大きく空いてしまって申し訳ありませんでした。
次もなるべく早く更新できるようにがんばりますので次回お会いしましょう!