映画Ghost In The Shell 実写版攻殻機動隊まとめ!ゴースト・イン・ザ・シェル 前情報と撮影秘話!ネタバレは下記にあり!!!

みなさん、こんにちは。

今年も早くエイプリルフールも過ぎ、4月6日となりました。さてさて今日は、話題の実写版攻殻機動隊「Ghost In The Shell」ゴースト・イン・ザ・シェルのお話をさせて頂きたいと思います。

すでに北米などでは公開(3月31日に)されていますが、日本公開はあと1日となりました。日本公開は明日の2017年4月7日です!!!

今回は前情報として、あらすじ紹介から、撮影秘話、デザイン集などをご紹介した後に、ネタバレを下記に書きたいと思います!(ネタバレを見たくない人は文章に事前注意を入れるので、それ以上は読まないで下さい!

さてさて、それでは知ってる人も多いかもしれない、あらすじから!

公式あらすじ

ネットに直接アクセスする電脳技術が発達すると共に、人々が自らの身体を義体化(=サイボーグ化)することを選ぶようになった近未来。

脳以外は全て義体化された少佐率いるエリート捜査組織「公安9課」は、サイバー犯罪やテロ行為を取り締まるべく、日夜任務を遂行していた。

そんな中、ハンカ・ロボティックス社の推し進めるサイバー技術の破壊をもくろんだテロ組織による事件を解決すべく、少佐は同僚のバトーらと共に捜査にあたるが、事件を調べていくにつれ、自分の記憶が何者かによって操作されていたことに気付く。

やがて、真の自分の記憶を取り戻していく少佐は、自身の驚くべき過去と向き合うことになる。

です。

要は近未来で脳の中にパソコンと携帯が入っている時代。

脳は電脳と呼ばれいて、もちろん体も機械化(義体化)サイボーグ化されているのがある程度当たり前な社会でエリート捜査警察が「公安9課」です。

そしてスカーレット・ヨハンソン演じる、少佐と呼ばれる女性が主人公です。

そしてその彼女が自分の記憶が何者かによって操作されている事に気づき、真の自分を探すお話です。

予告編

このオリジナルの原作は遠い昔にさかのぼる事になるんですが、原作者は士郎正宗と言う方です。原作はSFマンガです。

そして漫画の1巻を原作とし、劇場用アニメ化したのが、押井守監督の1995年の「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」です。

どうしてこれがハリウッド映画される事になったのかと言うと、劇場用アニメ版の「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」は実は日本では当時はあまりヒットしませんでした。

しかし、なんとアメリカのビルボード誌のビデオ週間売り上げでは、なんと1位となりました。
そこから、逆輸入的に日本にも火がついたような作品です。

アメリカでは、死ぬほどのヒットだったらしく、近年私たちが目にする、ハリウッドの映画の多くでは、モチーフやインスピレーションに数多くされています。

たとえば、あの映画、マトリックス(The Matrix)などは正にそうなんです。マトリックスの製作があったときは、監督のウォシャウスキー兄弟は「攻殻機動隊」を見せて、「これを実写化したいんだ!」と言っていた。というお話もあるくらいです。

本当に数多くの人に愛されている作品です。そして日本では神山 健治監督のアニメ版「攻殻機動隊」はかなりヒットし、人気がありますね。

それからハリウッドが実写化の権利を勝ち取ったのが、2008年。いまから約10年前くらいにさかのぼります。さすがに10年もあると何度が製作に困難が生じたようですが、2017年にやっと完成したんですね。

監督はルパート・サンダース。2012年に白雪姫を原作とした、スノーホワイトを撮った監督さんです。

見所のキャストは、みんな大好き。スカーレット・ヨハンソン!が主人公の少佐。

そして少佐の同僚のバトー役はピルー・アスベック。あまりなじみの無い俳優ですが、スカーレット・ヨハンソン演じるSF映画「Lucy」に出ていました。

ちなみに「Lucy(ルーシー)」の監督は映画レオンで有名なリュック・ベッソン。というか「Lucy(ルーシー)」が、かなり攻殻機動隊です。

「Lucy(ルーシー)」を見て、おいこの映画、攻殻機動隊だろ(笑 と思った方も多いはずです。

さて、公安9課の隊長・荒巻が、ビートたけし。もとい北野武。なぜ?と思った方も多いはず。でも日本人が出ているのは素晴らしい事です。

オウレイという博士役にジュリエット・ビノシュ。世界三大映画祭で、すべての女優賞を受賞した女優さんです。

クゼ・ヒデオ役にマイケル・ピット。ドラマ版ハンニバルに出ている人です。

同僚のトグサ役にチン・ハン。ダークナイトで、バットマンに中国で空へと誘拐された、悪徳銀行のボス。ジョーカーにテレビの奴って呼ばれてた人です。

さてここからは、撮影秘話!秘話というか情報です!(笑

今回デザインなどを担当した中でも代表はやっぱりWetaDigitalです!

ウェタ・デジタルとはあのアバターやキングコングを製作した事で有名なVFX・CGスタジオです。そのWetaDigitalのWETA WORKSHOPがデザインなどを担当しています。

こちらがその動画になります。この芸者ロボットのデザインは抜群ですね。

もっとデザインを見たい方はこちらから!カッコいいのが一杯のってます!

こっちも芸者ロボの説明です!日本の伝統の帯と、非伝統のもをミックスし、なんとも素晴らしいデザインに仕上がっていますね!

こちらは少佐の部屋。原作ではあまり見えませんでしたが、今回はガッツリと作られています。
原作ではもっと窓の光は明るかったですが、なんともいい感じでデザインされております!

こちらは、押井守監督が現場を訪れた時の映像になります。

押井監督も「今までの攻殻の中で一番ゴージャス」と語っております。

また、少佐の配役がスカーレット・ヨハンソンだと発表されたとき、原作ファンなどは、白人主義ではないか?!と騒動になりましたね。

原作の少佐は、草薙元子という完全に日本人の名前で、日本人。なのに実写版は白人なのか?!とちょっとしたニュースになっていました。

これに対して押井守監督は、「別にアジア人でなくても良い」というコメントをしていましたね。

ちなみに今作品のVFX・CGを製作したのは、VFX超大手とも言われるMPC(Moving Picture Company)です。

最近ではジャングルブックなどの製作をした事で有名ですね。スタジオも力を入れた作品だそうです。登場する街のVFXは壮大に仕上がっています。

ちなみにビートたけしは、撮影中にセリフが覚えられないから、スカーレット・ヨハンソンがカンペを持ってあげていたらしいですね(笑

なんともゴージャスなカンペです。

ハリウッドスタイルには、ある程度なっている今回のGhost In The Shell

原作を知らなくても楽しめるようにはなっていますし、知ってる人でも色々な感想はあるとは思いますが、ぜひ劇場で見てみて下さい!

さてさて、ここからはネタバレ!

Ghost In The Shellを見に行くという人は注意して下さい!

さて、今回のGhost In The Shellは、はっきりいってごちゃ混ぜミックスです。

何かという、アニメの劇場版から、アニメ版の攻殻機動隊まで、すべてがミックスされています。

ストーリーの展開は、アニメの劇場版Ghost In The Shellがベースになっています。しかしオリジナル要素がかなり盛り込まれているので、繋がりというか、完全なハリウッドオリジナルになっています。

スカーレット・ヨハンソン演じる少佐は、サイボーグ会社「ハンカ・ロボティックス社」に嘘の記憶を埋め込まれ完全な兵器として、公安9課に渡されました。元々は普通の女の子という事です。

ちなみに今作に登場する桃井かおりは、少佐の母親という事になっています。

そして、登場するクゼ・ヒデオが少佐とは、サイボーグ前に近しい存在だっとと言う事になってます。

なので、テロリストだと思っていた敵が、実は味方のような存在という事になってきます。

そして、最後は、クゼと少佐の存在が分かった所で、サイボーグ会社「ハンカ・ロボティックス社」の戦車と戦います。

それから、クゼは最終的には殺されるのですが、殺される前に、「一緒にネットに行こう」と少佐に呼びかけますが

少佐はそれを拒否しますが、「いつもそばにいるよ」とクゼは言い残して、殺されてしまいます。

最終的にはサイボーグ会社「ハンカ・ロボティックス社」の代表は荒巻ビートたけしに殺されて
桃井かおりに教えてもらい、自分のお墓を訪れるが、「もうここに来なくて良いよ」と桃井かおりとハグして元の自分を取り戻した少佐は、公安9課で戦う!というお話になります。

そして最後のエンドロールでは劇場版の音楽を担当している川井憲次さんの「謡」のリミックスが流れます。

賛否両論があるかもしれない作品ですが、アニメ版やアニメ劇場版を見ている方はけっこう楽しめる作品になっていると思います。

というのも、色々な所が一緒です。オリジナルの人形遣いはクゼになっています。ここは上手くあわせたなと思います。

またバセットハウンド、通称押井犬も出てきますし、イノセンスの所からもセリフや同じシーンがたくさん。見ていると、「おっこれは、こうなのか!やっぱりそうだ!」見たいな印象がかなり多いのです。

ちなみにバトーの目は、元々は通常の目だったけど、操作中の爆破に巻き込まれて、サイボーグ化したという設定になっています。

あとタチコマは出てきません。最後の戦いで思考戦車は出てきますが、タチコマは出てきません。ちょっと作風には合わないのかもしれませんね。

あと、北野たけし演じる荒巻は、完全に日本語しゃべってます。あと完全にアウトレイジです。リボルバーをぶっ放しています。これはこれで面白かったです。桃井かおりの英語は意外と上手かったです。。。

また背景デザインですが、近未来というか、レトロな近未来という形で収まっています。
オリジナルの影響か、これはこれで、しっかりと合っていると思いました。

しかし、時より漂うコスプレ感などはなんとも言えませんでした(笑

今回のGhost In The Shellはごちゃまぜミックスだけど、今まで攻殻機動隊作品が好きなら、楽しめるような気がしています。

色んな意見があるとは思いますが、とりあえず劇場に見に行ってみてはいかがでしょうか!

さてさて、それでは皆さんまた次回!