みさなん、こんにちは。
早いもので2016年も、もう12月!バンクーバーは今週は雪が大降りで、周辺の山にはスキー場があるので毎年積もるのですが今週は滅多に雪が積もらないダウンタウンにも雪が積もりました。
さてさて、今日はバンクーバーのVFXスタジオまとめをしたいと思います!
バンクーバーは2011年頃からハリウッドやヨーロッパのスタジオ移転が始まり、もはやハリウッド映画の大半のCGがバンクーバーで作られる現状となりました。
それでは早速ですが、2016年現在のバンクーバーの主なVFXスタジオを書いていきます!!!
- 1 ILM(Industrial Light & Magic)
- 2 MPC Moving Picture Company(ムービング・ピクチャー・カンパニー)
- 3 Digital Domain(デジタル・ドメイン)
- 4 Zoic Studios(ゾイック・スタジオ)
- 5 Double Negative(ダブル・ネガティブ)
- 6 Image Engine(イメージエンジン)
- 7 Method Studios(メソッド・スタジオ)
- 8 Scanline VFX(スキャンラインVFX)
- 9 Pixomondo(ピクソモンド・スタジオ)
- 10 Sony Picture Imageworks(ソニー・ピクチャーズ・イメージワークス)
- 11 Prime Focus World(プライムフォーカス)
- 12 Animal Logic(アニマル・ロジック)
ILM(Industrial Light & Magic)
誰もが知る有名VFXスタジオ。インダストリアル・ライト&マジック。通称ILM。
スターウォーズ制作のためにジョージ・ルーカスが設立したVFXスタジオ。
インディージョーンズ、ジュラシックパーク、トランスフォーマーなども全てココ
現バンクーバースタジオは、今は無くなってしまったバンクーバーピクサーの跡地にあり最近目まぐるしい規模拡大を行っている。
現在、新キング・コング映画「コング:スカル・アイランド」、「スターウォーズローグワン」などを製作中!
MPC Moving Picture Company(ムービング・ピクチャー・カンパニー)
通称MPCとシンプルな名前でおなじみ。イギリス・ロンドンに本社を構え、カナダのバンクーバーとモントリオールに支社を構える。
「007」シリーズの製作や「ワイルドスピード」などで有名。「ワールド・ウォーZ」のゾンビの大群の走るVFXは凄かったですよね。
もともとバンクーバーがカナダMPCの主力であったが、現在はモントリールに戦力が寄っている。
何と現在は、ハリウッド版攻殻機動隊「Ghost in the Shell」をモントリオールで鋭意製作中。
Digital Domain(デジタル・ドメイン)
現在はDigital Domain 3.0。通称DD。ディーディーと呼ばれています。1993年にあのジェームズキャメロンが設立。
参加作品は「タイタニック」「X-Men」など、ちなみに「Tron Legacy トロンレガシー」の製作などは有名。
ロゴは2.0のほうが人気。ロスアンゼルスが本社。
今年の春ごろにバンクーバースタジオを拡大し、現在は「美女と野獣」「スパイダーマン:ホームカミング」を製作中です。
Zoic Studios(ゾイック・スタジオ)
こちらもアメリカ本社のVFXスタジオ、中堅どころというか、ほとんど大手規模の有名スタジオ。
「スパイダーマン」などの大作映画はもちろん、アメリカの大作ドラマを主に製作しています。
MethodスタジオやDoubleNegativeなどと同じくして、人材も凄く最強のVFXスタジオです。
Zoicバンクーバー支社は非常に素晴らしい成長を毎年見せていて、毎年毎年しっかりと確実な規模拡大を見せている。
また製作をドラマなどを中心に受注している流れから、経営などは上出来の一言。全体のクオリティなども非常に高い品質を維持している。
バンクーバースタジオは最近新スタジオを新たに設立。レイアウトやトラッキング部門などを新スタジオに移行した。
Double Negative(ダブル・ネガティブ)
ロンドン本社のスタジオで、インドなどに支社を構えている。通称Dneg(でぃーねぐ。って呼びます)
「ダビンチコード」や「紀元前一万年前」などの映画のVFXを主に製作している。
以前はPrimeFrcusに買収されましたが。Dnegのブランドはこれからも保っていく模様。
バンクーバーのスタジオオープンや買収については過去記事をご覧下さい。
現在は、「パシフィックリム2」と「ブレードランナー 2049」を製作中
Image Engine(イメージエンジン)
カナダのバンクーバーを本社としている、まさにバンクーバーを代表するVFXスタジオ。
一番有名なのはもちろん「第9地区」と「チャッピー」 ニールプロムガンプ氏のVFXはほとんどここで製作されている。
当初は15人ほどの小規模なスタジオだったが「第9地区」の製作を着に規模を着実に拡大、現在は200人ほどのスタジオ規模を保っている。
比較的少人数であるが、CGのクオリティの高さはまさにハイエンド。
現在は、海外版ゴレンジャイの「パワーレンジャー」とウルヴァリンの最終作と言われる「ローガン」を鋭意製作中。
Method Studios(メソッド・スタジオ)
こちらはアメリカの中堅有名スタジオ。ロスサンジェルス本社を構えて、アメリカのいたる所とバンクーバーにも支社があります。
TVドラマなども手掛けていますが、「メン・イン・ブラック3」や「ウルフマン」などの大作も手掛けています。
中堅ながら、非常に上手くやっているスタジオ。Zoicよりも人数は少なめだが、同じく見た目は大手スタジオ。
TVシリーズをメインに作っているZoicとは対照的に映画のプロジェクトをメインとしている。
人数は少なめだが、まさに少数精鋭のスタジオと言える。
現在は「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol. 2」を製作中。また「ドクター・ストレンジ」などを最近製作完了した。
Scanline VFX(スキャンラインVFX)
ドイツ本社のVFXスタジオ。アメリカやカナダに支社を置くスタジオ。
こちらはなんと言ってもエフェクトのスタジオというくらいにエフェクトは凄いので有名。
「2012」の水のエフェクトなどは有名。
現在は「ジャスティス・リーグ PART1」やMethodと同じく「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol. 2」を製作中。
Pixomondo(ピクソモンド・スタジオ)
PIXOMONDOスタジオは、2001年よりドイツで設立され、現在は、ドイツ、ロスアンゼルス、中国、上海、トロント、そしてバンクーバーにスタジオを構えています。
Game of Thrones(ゲーム・オブ・スローンズ)やThe Walking Dead(ウォーキング・デッド)、「ヒューゴの不思議な発明」ではアカデミー視覚効果賞を受賞してます。
2016年の下旬にバンクーバーに進出し、正式稼動は2017年ごろよりなってくるが、まさに現在人材の採用がスタートしている。
Pixomondoスタジオの新設スタジオについては、下記をご覧下さい!
Game of Thronesなどで有名なPIXOMONDOスタジオがバンクーバーにVFX支社を設立!!
Sony Picture Imageworks(ソニー・ピクチャーズ・イメージワークス)
ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントのグループ会社でVFXの専属の部門であるが、ソニーピクチャーズ以外のCG映画も作っている。
設立は1992年で本社はアメリカだが、2014年にバンクーバーに本社を移動。詳細は下記をご覧下さい!
参加作品は「ハリーポッター」や「マトリックス」などさまざま、アニメーションの製作が非常に盛んで、もはや3Dアニメーションスタジオ。
最近では「アングリーバード」のCGアニメーションを製作した。
ソニーの本社スタジオ移転に関しては、詳しくはこちらをご覧下さい!
新巨大スタジオを建設中!ソニー・ピクチャーズ・イメージワークスが本社をバンクーバーに移転!
Prime Focus World(プライムフォーカス)
インド資本の大手VFXスタジオで、インド、ロンドン、ロサンゼルス、バンクーバーにスタジオを構える。
「ゼロ・グラビティ」こちらも「スターウォーズ」など、何でも作っています。
イギリスの老舗スタジオ、DoubleNegative(ダブルネガティブ)を買収したのがニュースになりました。(買収の詳細は下記をご覧下さい!)
バンクーバースタジオは以前は活気があったが、バンクーバーでは他に比べての活動は非常に少なめというかインドにスタジオが多すぎる。
ダブルネガティブの買収はこちらの記事をご覧下さい!
イギリス最大手VFXスタジオ。DoubleNegativeがバンクーバーにオープン!
Animal Logic(アニマル・ロジック)
アニマルロジックは、本社はシドニーに位置しており、設立年は1991年と結構前。
設立以降、様々なVFXを製作しており、最近では「LEGO ムービー」や「華麗なるギャツビー」のVFXは有名。
バンクーバーには500人規模の雇用を予定していると、スタジオ支社の時に発表したが、現状はダブルネガティブと同様にスタジオの設立に時間が掛かっていると思われる。
バンクーバー支社では、「LEGO ムービー」の最新作を製作中。
アニマルロジックのバンクーバースタジオ設立詳細はここから!
オーストラリアの有名VFXスタジオ、アニマル・ロジックがバンクーバーにVFXスタジオを設立!!
さてさて、みなさんどうでしたでしょうか?
予想以上のスタジオがバンクーバーにあったのではないでしょうか?
毎年毎年、これ以上は来ないだろう。。。と思っていてもまだまだ参入があるバンクーバー。
これからもどうなるか、まだまだ目が離せないバンクーバーVFX事情です。
以上、2016年のバンクーバースタジオまとめでした!
現地の最新業界情報をもっと知りたい方、これからバンクーバーへのVFX/CG留学や海外挑戦をお考えの方は、ぜひお問い合わせいただければと思います。
皆様の海外デビューをスタッフ一同、全力でサポートさせていただきます!