皆さん、こんにちは!
本日は海外VFX/CG業界への就職に向けて「どうすればハリウッド映画のCGアーティストになるのか?」
と題して、CGをまったく知らない人にも分かるように、海外CGアーティストへの道~海外就職に必要な3つのステップ~をご紹介していきたいと思います!
今回は初心者からCGを目指す人、既にプロで海外を目指す人、両方に共通する海外でCGアーティストになるための流れを3ステップでご紹介していきます。
各ステップの中でも重要な事柄をピックアップしてお伝えしていきます。
【ステップ1】学習進路の決定・情報収集
何をするにしても、まずは情報収集と方向性の決めていきましょう。
CGは意外とジャンルが多く、学び方や方向性も非常にバラバラです。まずは自分が何を優先させたいのか明確に決めることが大切になります。
- ゲームを作りたいのか?
- 映画を作りたいのか?
- CMなのか?
- ビザ(学生、就労)はどうなっているのか?
- 専門学校や就職に必要な英語のレベルは一体どれくらいなのか?
- 就職に必要なレベルは一体どれくらいなのか?(こちらに関しては、ブログ記事「どのレベルでCG業界に就職出来るのか?ハリウッドのレベルとは?徹底解析!!」も参考にしてください)
また、CGはジャンルがバラバラで、モデラー、アセットか、アニメーターかエフェクトかなど、初めにある程度決めておいた方が良い方向性もたくさんあります。
しっかりとした方向性を決める前に、CGのオンラインスクール、Visutorなどのサービスで軽くCGを触ってみることで、自分には何が合っているのか、どの方向に進みたいかのヒントになるでしょう。
そもそもCGアーティストってなに?っていう方はこちらのブログ記事(CGアーティストってそもそもなに?)も参考にしてみてください。
【ステップ2】勉強・デモリール制作
ここからは、実際に学んでいく段階になります。学んでいる場合は、学生かプロの2パターンだと思います。
既にプロの方でも自分で作品を作って、デモリールや作品集に載せる場合もあるでしょう。
CGアーティストにとっては、世界共通で就職に最も必要なものがあります。それが、デモリールという自分の作品集、学生でいうところの卒業制作になります。
要は自分の作品集を簡単に動画などにしたものになります。これが就職の際に1番大切で、その人のスキルを判断するものになり、就職を左右する最も大きなものになります。
海外ですと、特にこの就職の判断はデモリールの完成度で8割が決まると言っても良いです。良いデモリールさえあれば、就職できる確率はグッと増えます。
デモリール制作に関しては、プロの方は時間を見てゆっくり制作できるというメリットがありますし、学校に通っている方はクラスメートがいたり、お互いに相談できたりと、一緒に作っていくことができるメリットがあるかと思います。
就職は効果的なデモリールを作るという点が最も重要になってきます。
そのために、海外経験があるプロに見てもらってアドバイスを頂いたり、弊社Teamoveの就職へ向けた有料サービスを活用したり(サービスのお問い合わせはこちら)、既に就職した人のデモリールを見るなども大切になってきます。また、ハリウッドで活躍しているアーティストとのマンツーマン授業のサービスもありますので、こういったサービスや実際に海外就職した経験がある方のアドバイスやチェックをしてもらうことも効果的です。
デモリールが整ったら、いよいよ、次のステップである、就活へ進みます!
【ステップ3】就職活動
さてここからは実際の就職活動です。就職活動自体は海外はとても簡単になっています。
ネットで会社のページに行って応募フォームを埋めるだけになります。
名前や住所、履歴書やデモリールをのせてApplyします。会社によっては特定の就職用ページを使っているところもあり、応募がしやすいシステムになっていたりします。もしくは、普通にメールアドレスにメールを送ることもあります。
基本的に必要なのは、Resumeである「履歴書」と「デモリール」(たいていは、Vimeoに事前にアップしてLinkを貼る)になります。
または、LinkedinなどでRecruiter(人事であるリクルーター)が直接探している場合もあるので、海外にチャレンジする人は、Linkedinは必須で登録しておくと良いです。
その後、会社側が興味があれば、会社から連絡が来て、次のステップの面接になります。そして面接に合格すれば晴れて採用という流れになります。面接自体は大体が30分以下で終わることがほとんどです。
会社次第でもありますが、VFX業界は人材の流れも速いので、採用に関しては割とスピーディに決まっていきます。早ければ、応募してから1週間で仕事が決まることもあります。もちろんプロジェクトや諸々の都合などで、逆に3ヶ月以上など伸びることもしばしばあります。
以上、簡単ではありますが、海外就職へ向けた3つのステップになります。
いかがでしたでしょうか?当たり前と言えば当たり前ですが、一つ一つのステップは意外と時間もかかりますし、やることも多いと言えば多くなります。
留学する場合は、上のステップに加えて、留学準備や留学中の勉強やスキルアップなど、他にもやることがたくさんでてきますが、今回は留学するしないに関わらず、必要となる3ステップをご紹介させていただきました。
少しでも皆さんの参考になっていれば幸いです!それでは、また次回!