
簡単にツアーのハイライトをご紹介させていただきます。
1日目、バンクーバー到着
日本からバンクーバーに到着、初めての海外の方もいらっしゃいましたが、これから始まる海外研修にワクワクしながら、到着日も軽く観光スポットをバスで巡りました。
2日目、現地のCGアーティストとの交流会
現地で活躍されているCGアーティストの皆様と交流会を持ちました。
ここでは、生徒さんの作品などをアーティストの方達がレビューする機会にもなり、現地のアーティストから貴重なアドバイスをもらい、生徒さんは、今後の作品作りへ活かしたり、実際に将来は海外で働いてみたい!という目標もできました。
3日目、バンクーバーでの一日観光ツアー
この日は、次の日から本格的に始まるスタジオ見学、学校見学へ先立ち、世界で住みやすい街ランキングの常連であるバンクーバーの名所をまわりました。
午前中は朝からスタンレーパークでのサイクリング!
スタンレーパークは、バンクーバーでも一押しの観光スポットで、ランニング、サイクリング、散歩にはもってこいの場所です。
天気予報では雨でしたが、生徒の皆様を歓迎するかのような良い天気に恵まれ、気持ちのよいサイクリングになりました。
サイクリングの後は、地元のスーパー「SAFEWAY」に寄って、それぞれ好きな食材などを調達し、その後、ランチの場所「RED ROBIN」へ向かいました。
RED ROBINは、カナダで有名なハンバーガー屋さんです。ボリュームが日本とは桁違いなので、完食するのも大変な量でした。
お昼を食べた後は、日本ではなかなか経験できないシーバスという船に乗って、対岸のノースバンクーバーへ。
ノースバンクーバーからは、ダウンタウンを一望できるロンズデール・キーにて、しばしの休憩。
皆さん、思い思いに写真を撮ったり、ロンズデール・キーマーケットにてお土産チェックや新鮮なフルーツジュースなどで楽しんでいました。
4日目、Vancouver Film School (VFS)の学校見学
この日は、バンクーバーで最も規模が大きい映画専門学校のVancouver Film School (VFS)のキャンパスツアーを実施しました。
この学校は、バンクーバーに8つのキャンパスがあり、CG関連の学科も豊富で、全部で10個のコースが用意されています。
VFSのキャンパスは広大で、学校の中にいくつもの独自のスタジオが用意されており、座学はもちろん、より実践的な教育が行われ、卒業後の就職に直結するカリキュラムが組まれています。
このキャンパスツアーでは、クラスルーム、実習ルーム、独自スタジオ、機材部屋、プレゼンテーションシアターなどを見学することができ、改めて、VFSの規模の大きさを感じました。
5日目、Image Engine, Bardel Entertainment, Double Negativeへのスタジオ見学
この日は、スタジオ3社を見学するという過密スケジュールでした。
どの3社とも本当に充実したスタジオ・ツアーを用意していただき、生徒さんも大変満足した様子でした。(移動でかなり疲れたとは思いますが)
まず1社目は、VFXスタジオの「Image Engine」
ここでは、VFX RecruiterのAlineさんがスタジオのシアターにてImage Engineの会社紹介と作品のデモを見せてくれました
その後、Image EngineでVFX/CGスーパーバイザーとして活躍している、Yuta Shimizuさんが、ご自身の経験をもとに、生徒さんへのアドバイスや質疑応答に対応してくださいました。
また、スタジオ内ツアーでは、実際にアーティスト達が働いているデスクの近くまで案内していただき、途中では、スーパーバイザーやリードクラスのアーティストが簡単なデモを目の前で見せてくれるという機会も頂きました。
続いて、2社目は、アニメーションスタジオの「Bardel Entertainment」
昨年に続いて2年連続の訪問になりました。
連続で訪問させていただいた理由は、Creative DirectorのFlorianさんの名物ツアーにあります。
Florianさんは、各部署のアーティスト達と会話をしながら、携わっている作品の説明やアーティスト達の考え、作品作りの方法などをわかりやすく説明してくれます。
アーティスト達の作業場も身近に感じることができ、毎年充実したツアーを展開してくれています。
Florian Wagner, Studio Creative Director, gives a tour of @bardelent Inc’s Granville Island studio to #JapanElectronicsCollege students! pic.twitter.com/5aDs2c0qYU
— Bardel Entertainment (@bardelent) September 22, 2016
見学の最後には、一緒に記念撮影をして、Bardel Entertainmentの公式ツイッターでもご紹介していただきました!
この日の最後、3社目は、VFXスタジオの「Double Negative」
この日訪問した3社の中でも最も規模が大きいスタジオで、なんと最初は30人程度で始めた会社でしたが、1年程度で、450人近くまで拡大したスタジオです。
最近は、バンクーバー以外でも、インドのムンバイにも支社を設立し勢いを増しています。
このスタジオでは、日本人も活躍しており、レンダリングスーパーバイザーのKazuki TakahashiさんとコンセプトアーティストのKoji Tajimaさんが、スタジオ内を日本語で案内してくれました。
またスタジオ内シアターのプレゼンテーションでは、会社説明から始まり、応募する際のデモリールのTipsや、リードモデラーの方が携わっている作品に関してのデモなどとても充実したプレゼンを実施していただきました。
6日目、Sony Pictures Imageworks, Goldtooth Creative
この日の午前中は、バンクーバーでも最大規模を誇る、Sony Pictures Imageworksの本社を訪問しました。
Sonyでは、セキュリティ上、アーティストの作業場へは入ることはできませんでしたが、映画で実際に使われた、プロップを見る機会やディズニーで働いた経験を持つシニアアニメーターの方が実際のデモを生徒の前で披露してくれる機会もありました。
最後は、スパイダーマンの前で記念撮影!
午後は、VFXスタジオの「Goldtooth Creative」へ
ここのスタジオは、大手のSony Pictures Imageworksとは異なり、規模も50人程度の会社でしたが、その分、会社の社長やビジネスのトップの方がスタジオ案内やシアターでのプレゼンテーションを実施していただきました。
スタジオで作成した過去の作品のデモや生徒への質疑対応にもしっかりと対応していただき、最後には、Goldtooth Creativeオリジナルのグッズのプレゼントまで頂きました!ありがとうございます。
7日目、日本へ帰国
充実したバンクーバー研修もあっという間に終わり、日本への帰国日となりました。
今回の経験で感じたこと、モチベーションになったことなどを、今後の夢に活かしていただければと思います。
将来、バンクーバーや海外で挑戦する皆様の活躍を応援しております!